ミドネットの概要

 

ミドネットは、ソフトウェアベースで高度に分散化されたネットワーク仮想化システムです。企業やサービスプロバイダーは、高度な管理化システムやフレクシビリティを持ちながら仮想ネットワークを構築・運営・管理することができます。

 

ミドネットは、業界標準にのっとりながらも既存の物理インフラを活用することによりコスト削減を実現し、ネットワークの安定性、拡張性と性能を高めることが可能です。

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ミドネットの特長

完全に仮想化されたL2 - L4ネットワークサービス

スイッチやルーター、DHCP、NAT、ロードバランサー、ファイアウォールといった仮想ネットワークサービスを作成

仮想スイッチ

  • 物理ネットワークと切り離された、レイヤ2オーバーレイヤ3分散型仮想スイッチ
  • ソフトウェア仮想L2ゲートウェイ経由でVLAN/VxLANネットワーク間(物理および仮想)の相互接続
  • ソフトウェアコンテナなしで仮想ネットワーク間のルーティングが可能

仮想ファイアウォール

  • Linuxカーネルに組み込まれた分散型ファイアウォール
  • セキュリティ ポリシーを高性能なパケット処理で強化

ステートフル/ステートレスなNATとフローティングIPアドレス

スタティックNATで、2通りのフローティングIPアドレスを実装

  • 外部ネットワークのトラフィックを、テナントネットワークのルーターに割り振ったフローティングIPアドレスへ接続
  • 外部ネットワークのパブリックIPアドレスと、プライベートアドレスの双方向でのネットワークアドレス変換

仮想レイヤ4 ロードバランサー

  • ロードバランスをソフトウェアで実行
  • ロードバランスを負荷に応じて動的に拡張・縮小

ミドネットAPI

あらゆるクラウドマネージメントプラットフォーム(OpenStack、vSphere、Custom Platforms) につなぐことができるレストフルAPI

ミドネットのメリット

既存インフラの活用

ミドネットでは、既存の物理機器とネットワークを活かしつつ、ご希望のハードウェアベンダーを選定できますので、データセンターへの投資費用を抑えることができます。

アプリケーション実装時間の短縮

ミドネットは、プロビジョニングにかかる時間を数週間から数分単位への短縮を実現します。それにより、エンドユーザーは必要に応じてアプリケーションへの即時アクセスが可能です。

ネットワークスケーラビリティの拡張性と改善

ミドネットは集中管理方式ではなく、分散化された制御機構を保持しています。このため、ノード追加毎に、リニアにネットワークも拡張することができます。

初期設備費投資と運用コストを削減

ミドネットを使用すると、追加のハードウェア購入の必要がなくなります。また、単一画面でのネットワーク管理が可能です。

アプリケーションの需要に基づいたネットワーク設定

L3ルーティングにより、データセンター内のどこへでも仮想マシンをライブマイグレーションできます。(L2のみの場合は、同一ラック内でのみ仮想マシンの移動が可能です)

OpenStack環境のデフォルトであるOVSプラグインの置換

ミドネットプラグインはOpenStack環境でデフォルトとなっているOVSプラグインに置換して使用します。ミドネットプラグインはNeutronのネットワーク機能を提供し、ネットワークの安定性、パフォーマンス、弾力性の改善に貢献します。ミドネットプラグインの分散化された性質により、単一障害点の発生を防ぐことができます。