ミドクラ、OpenStack向けネットワーク仮想化ソフトウェアを オープンソース化

“MidoNet”オープンソースプロジェクト、パートナーの支持をうけてスタート

従来の商用版の機能全てを本日からオープンソースに
コミュニティーサイトも立ち上げ http://www.midonet.org/

 

革新的なクラウドネットワーク仮想化ソフトウェアを提供するミドクラ(本社:スイスローザンヌ、日本法人:ミドクラジャパン 東京都港区、共同創業者兼会長:加藤隆哉)は、Infrastructure as a Service(IaaS)に最適なネットワーク仮想化ソフト「MidoNet」のソースコードを無償で開放し、自由に入手、改変が可能なオープンソースソフトウェアとすることを発表しました。

 

「MidoNet」は完全分散システムを持つ、マルチレイヤーのソフトウェア制御されたネットワーク仮想化ソフトウェアです。「MidoNet」のオープンソース化により、OpenStackのユーザーはベンダーフリーで商用利用に耐えうるネットワーク仮想化ソフトウェアをオープンソースで利用できるようになります。

 

ミドクラ 共同創業者兼CEO/CTO ダン・ミハイ・ドミトリウは以下のように述べています。
「我々は創業以来4年間、一貫してMidoNetに注力し、競合他社より優れたソフトウェアを開発してきたと自負しています。現在のOpenStack Neutronのコミュニティは、ネットワークベンダーが各社のプロプライエタリ製品*を販売するために多数のプラグインがバラバラに存在しており、デフォルトとなるべきオープンソースに力を入れることができていません。結果、オープンソースのOpenStack Neutronは商用利用に耐えるレベルに至っていません。ミドクラはMidoNetをオープンソース化し、コミュニティドリブンのプロジェクトとすることでこの問題を解決します。我々は、OpenStackコミュニティに安定性と拡張性が高く、構築がしやすい商用利用レベルのネットワーク仮想化ソフトウェアを提供するのです。

※開発者、権利者が入手、使用、改変、複製に制限を設けるソフトウェア(一般的な商用版のソフトウェア)

 

本日の発表の時を以って、MidoNetの全てのコードはApache 2.0に準じてオープンになり、ユーザーはMidoNetを自由に利活用、ディストリビュートできるだけでなく、コードにコントリビュート(開発に貢献)できるようになりました。ミドクラは、個別のベンダーに偏らないMidoNetのコミュニティ確立やユーザーのサポートに関与し、社員のオープンソースのコミュニティへの貢献や、コミュニティサイトの準備や運営といったコミュニティの活動に取り組んで行きます。

 

IDCのデータセンターネットワークリサーチディレクター Brad Casemore氏は以下のように述べています。
「OpenStackの潜在ユーザーやアーリーアダプターはNeutronネットワークの複雑さや困難さに直面してきました。OpenStack Networkingプロジェクトは断片化しており、その他のプロジェクトと比較して遅れをとっていると言えます。MidoNetをオープンソースにすることで、ミドクラは“オープンソース”や“コミュニティベース”といったOpenStackの精神を忠実に実行するとともに、OpenStackが持つフルスタックネットワークの課題を包括的に解決できるアプローチを取ろうとしているのです。」

 

主要企業がMidoNetオープンソースプロジェクトを支援

18を超える主要企業がミドクラのオープンソースプロジェクトをサポートしており、多くはすでにMidoNetの検証や導入を行っています。
8×8, Bit-isle, Broadcom, Cumulus Networks, Eucalyptus Systems, Fujitsu, iDCF, KVH, Mellanox Technologies, Mirantis, NIMBOXX, Quanta Cloud Technology (QCT), Red Hat, Solinea, Stratoscale, SUSE and Zetta.IO.

Canonical 社もMidoNetコミュニティのメンバーであり、MidoNetをUbuntu OpenStack Interoperability Lab (OIL)に導入すべく協業しています。これによって、OpenStackとMidoNetの連携に関わる高度な検証が可能となり、さらに、エコシステムの発展にもつながります。より多くのコミュニティ参加者を迎えることで、MidoNetエコシステムはユーザーやコントリビューターを拡大し、機能や性能を向上させていくことができます。

 

【MidoNetについて】
MidoNetはネットワーク仮想化をソフトウェアで実現するオーバーレイ型ソリューションです。MidoNetはIPコネクティビティを持つ物理ネットワーク上で動作します。ネットワーク処理をエッジ(コンピュートノード)で処理するアーキテクチャを特徴としており、導入や運用が簡易で拡張性や耐障害性に優れています。MidoNetを導入することで、IaaSクラウド上で柔軟なL2-L4の仮想分散ネットワークサービスを実現することができ、ネットワークのコスト削減、安定性、拡張性、性能を向上させることができます。

 

ミドクラはこれまで通り、お客様に商用版としてのMidoNetの提供を行います。ミドクラの提供するMidoNetは、Midokura Enterprise MidoNet (MEM)という製品名で提供され、エンタープライズクラスのサポートや管理ツールが付属して提供されます。

 

【コードのダウンロードについて】
MidoNetは、Apache 2.0ライセンスに準ずるオープンソースソフトウェアです。MidoNetのコードは無償でダウンロードが可能です。こちらのページをご覧ください: www.midonet.org.

 

【MEMに関するお問い合わせ】
MEMのサポート、サービス、料金に関するお問い合わせは、 まで

 

パートナーからのコメント

「ミドクラ創業時からの株主として、弊社はMidoNetの技術を支持してきました。このオープンソースプロジェクトはOpenStackコミュニティがまさに必要としているものであり、弊社もその一員としていられることに興奮しています。これによって、私たちはOpenStackベースのクラウド環境を仮想ネットワークと共に簡易かつ効果的に進めて行くことができます。」

株式会社ビットアイル
執行役員 クラウド&ITソリューション本部 本部長 成迫剛志

 

「我々Cumulus社の初期パートナーであるミドクラが、お客様のOpenStack導入を促進しているのを見ると胸が高鳴ります。MidoNetのようなオープンソースのオーバーレイソリューションによって、Cumulus Linux OSでできたアンダーレイネットワークを補完し、大規模でアジャイルなネットワーク基盤を構築することができるようになるのです。  」

Cumulus Networks
CTO and co-founder, Nolan Leake

 

「ミドクラは、”商用利用に耐えるベンダーフリーのSDNソリューションが欲しい”という市場の要望に、勇敢にも応えようとしています。これによって、プライベートクラウドの導入促進が大いに進むとはずです。我々はEucalyptusユーザーに対し、MidoNetを使って、本当のVPCがサポートできるAWS互換のハイブリッドクラウドを提供できることを楽しみにしています。」

Eucalyptus
VP Products, Shashi Mysore

 

「我々は、世界でネットワーク仮想化分野のリーダーであるミドクラとパートナーであることを大変嬉しく思います。MidoNetのオープンソースプロジェクトが発足したことで、我々はクラウドを構築する顧客に対し、全世界で仮想ネットワークと共にOpenStackベースのクラウドの提案を進めることができます。」

富士通株式会社
プラットフォームソフトウェア事業本部 本部長 藤原隆

 

「株式会社IDCフロンティアは、ミドネットのオープンソース化を心より歓迎いたします。特定の事業者にロックインされずに最新の技術を活用できるオープンソース化を決断されたことで、ネットワーク仮想化において実績をもつミドネットの利用が今後益々拡大し、ユーザーコミュニティの拡がりや機能拡充も加速されていくと考えております。私どものようなクラウド提供事業者に技術的および経済的メリットをもたらすだけでなく、お客さまにも高い品質でサービスの提供ができるようになり、将来的にミドネットがネットワーク仮想化のデファクトスタンダードとなることに期待をしています。」

株式会社IDCフロンティア
技術開発本部 本部長 林 眞樹

 

「我々KVH株式会社は、プライベートクラウドの提供において、絶え間なく進化していくお客様の要求よりさらに先をいくプロダクトの提供に注力しています。MidoNetのオープンソースプロジェクトによって、我々はさらに経済効率的で俊敏な仮想ネットワークを顧客に提供することができるようになりました。このようなネットワーキング技術への貢献で、OpenStackのイノベーションや導入が促進されることでしょう。」

KVH株式会社
Vice president of technology 濱田義之

 

「我々はオープンディベロップメントにコミットしており、オープンになったMidoNetはOpenStackコミュニティに大きな付加価値を与えると認識しています。Mellanox社のVXLANオフロード付きConnectX-3 10/40 Gigabit Ethernet NICを活用できるMidokuraのオープンなSDNパッケージが簡単に入手できるようになったことで、OpenStack環境における仮想ネットワークの浸透と進化を加速させていくことでしょう。」

Mellanox Technologies
Vice president of marketing, Kevin Deierling

 

「ミドクラがMidoNetをオープンソース化に踏み出したことは、我々Mirantisが信じるオープンな未来に完全に一致しています。このオープンソリューションは非ハードウェアベンダーによって推進されている唯一のオープンソリューションであり、そのスタートメンバーの一員となれたことを嬉しく思います。MidoNetコミュニティの活発なメンバーとして活動するのが楽しみです。」

Mirantis
Co-founder and CMO, Boris Renski

 

「これはネットワーク仮想化とSDNが進むべき道が、オープンソースであることを示す一つの証拠だと思います。より多くのオープンソースコードの存在は、ディベロッパー達により多くの選択肢を提供することになり、すなわちそれはこの業界全体にメリットをもたらします。これから、OpenDaylightとMidoNetが連携してあらゆる規模のユーザーに貢献していくことを楽しみにしています。」

OpenDaylight Project
Executive director, Neela Jacques

 

「オープンソースはコンピュートとストレージの仮想化に目覚ましいイノベーションをもたらしてきましたが、歴史的に、ネットワーク業界はプロプラエタリのままでした。いまやオープンであることの有用性は多くのネットワーク業界のリーダー達からも認識されています。ミドクラがMidoNetをオープンソースにすることは、真のオープンなソフトウェアデファインドデーターセンターの実現に大きく貢献するに違いありません。」

Red Hat
Technical director, SDN and NFV, Chris Wright

 

「MidokuraがMidoNetのソースコードをオープンにし、世界中の顧客が商用利用に耐えうるクラウドを構築できるようにしていることにとても興奮しています。オープンソース化によって、SDNの活用の場を広げ、OpenStackのエコシステムに欠けていた最後のピースを埋めることができます。」

Zetta.IO
CTO, Dag Stenstad

 

【関連リンク】

●  ミドクラ

●  MidoNet コミュニティサイトhttp://www.midokura.com/midonet/

●  Midokura Enterprise MidoNet(MEM) 無償トライアルhttp://www.midokura.com/signup/

●  MidokuraJapan ツイッター

●  MidoNet ツイッターhttps://twitter.com/midokura

 

 

【ミドクラについて】
ミドクラは、2010年に創立された、ネットワーク仮想化分野に特化したグローバル・スタートアップです。メンバーは、Amazon、Googleなどの最先端企業からのトップエンジニアで構成されています。OpenStack等のクラウドプラットフォームと連携した、オーバーレイ型ネットワーク仮想化ソフトウェアMidokura エンタープライズMidoNet (MEM)をアジア、欧州、北米の3地域にて提供しています。OpenStackコミュニティ向けに、ベンダーフリーのネットワーク仮想化ソフトウェアMidoNetをオープンソースとしてwww.midonet.orgにて提供しています。

 

ミドクラについて、詳しくはホームページ  http://www.midokura.jpをご覧ください。
ツイッターアカウントはこちら:@MidokuraJapan

 

本サイトに含まれる全ての商標は特に指定がない限り各社が所有しています。

 

【報道関係者からのお問い合わせ】
ミドクラジャパン株式会社
コーポレートコミュニケーション担当
松尾 茜
電話:03-6277-7394
akane@midokura.com